前週は100ドルの節目水準まで値上がりする展開になった。中東情勢の先行き不透 明感を背景に、急ピッチな値上がりが続いている。米国とイランとの間で攻撃の応酬が 行われており、軍事的な緊張感が高まっている。この影響でホルムズ海峡のタンカー通 航にも影響が生じている。また、フーシ派はサウジアラビアに対する攻撃を強化してお り、原油供給に実害も生じている。先行き不透明感の高さから、期近限月主導の上昇に なった。 今週も中東情勢次第の展開になる。前週に続いて激しい攻撃の応酬が続き、原油供給 に混乱が続くと、更に上値を切り上げる可能性がある。値が飛ぶ可能性もある。特にタ ンカーや製油所などに対する攻撃の報告が続くと、上昇リスクが高まる。100ドル突 破で105〜110ドル水準を試す可能性が浮上している。ただし、インフレ懸念の米 金利急伸、株安などでトランプ米政権が態度を軟化させると、上げ一服感から95ドル 水準まで反落するリスクもある。イランとオマーンがホルムズ海峡の暫定航路などで合 意に達し、米国が受け入れの姿勢を示した際にも急落する可能性がある。 予想レンジは90〜110ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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