前週は4400ドル水準でやや上値の重い展開になった。中東情勢の不安定化で原油 相場が急伸したこと、米インフレ指標が強めの数値になったことを受けて、米利上げ観 測の織り込みが上値を圧迫した。米長短金利が大きく上昇している。ただし、ドルはほ ぼ横ばいの展開にとどまったため、大きな値動きには発展しなかった。米財務省が長期 債の買い戻し強化を発表したことはポジティブ。 今週は押し目買い優勢の展開になろう。9月15〜16日の米連邦公開市場委員会 (FOMC)がイベントリスクになる。マーケットでは利上げの織り込みが優勢になっ ているため、仮に利上げ見送りの場合は米金利低下・ドル安から買われやすい。一方、 利上げが決定された場合には、一時的に米金利上昇・ドル高が上値を圧迫しやすいが、 すでに織り込みが進んでいるため、大きく値を崩すことはないだろう。その際には、追 加利上げを強く示唆させるような動きの有無が焦点になる。ドルとの逆相関関係が重視 される中、明確なトレンド形成は難しいが、ネガティブ材料の出尽くし感から押し目で の物色妙味は維持される見通し。 予想レンジは4200〜4600ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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