ドル買い継続、有事ドル買いと米利上げ観測で ドル円154円台後半=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル買い継続、有事ドル買いと米利上げ観測で ドル円154円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル買いが継続している。中東情勢の緊迫化を受けた有事のドル買いとともに、原油高がインフレ圧力として意識されることで米利上げ観測が広がっていることもドル買いに寄与している。NY原油先物は一時103ドル台後半まで上昇し、足元でも102ドル台に高止まりしている。週明けのCMEフェドウォッチでは9月利上げ確率が86.5%と高水準を維持している。米10年債利回りは4.96%付近と引き続き5%の節目水準をうかがう水準で推移している。ドルは東京市場で買われた流れが継続している。ドル円は154円台後半へ高値を伸ばし、ユーロドルは1.15台前半、ポンドドルは1.34台後半へと安値を広げている。クロス円は足元でやや円安となっており、ユーロ円は178円台前半、ポンド円は208円台半ばへとじり高の動き。ユーロ対ポンドではややユーロが軟調。仏大統領選に関する世論調査で極右ルペン氏、極左メランション氏などの優勢が伝わっており、財政政策への不透明感から仏債売りが進行している。

 ドル円は154円台後半での取引。東京朝方につけた153.38付近を安値に、その後は一貫して買われている。東京午後に154円台に乗せたあと、ロンドン時間には再び買いが強まり、足元では154.74付近に高値を更新している。9月7日以来の高値水準となった。有事ドル買いや米利上げ観測などがドル買いの背景。 

 ユーロドルは1.15台前半での取引。東京早朝の1.1612付近を高値に売り圧力が継続している。ロンドン時間には1.1550割れから安値を1.1534付近に広げている。8月14日以来のドル高・ユーロ安水準となった。ドル相場主導の展開となるなかで、ユーロ円は小動き。前週末NY終値から離れず、178円台前半でのじり高にとどまっている。ユーロは対ポンドでは軟調に推移。仏大統領選に関する最新の世論調査で、極右ルペン氏がトップ、極左メランション氏が2位となり、財政不透明感から独仏債利回り格差が一段と拡大している。

 ポンドドルは1.34台後半での取引。東京早朝の1.3541付近を高値に売られ続けており、ロンドン午前に安値を1.3473付近に広げている。ポンド円は堅調。東京朝方の207.42付近を安値に買われ、足元では高値を208.63付近に更新している。ユーロポンドは0.8611から0.8556へと軟化しており、ユーロ売り・ポンド買いが優勢になっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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