サウジアラビアの原油出荷に混乱が生じ始めている。Reutersによると、東西パイプ ラインの稼働停止を受けて、紅海側のヤンブーからの出荷が止まり始めている。9月積 みの欧州向け出荷がキャンセルされたとの報道もある。サウジアラビアは、ホルムズ海 峡を迂回するために東西パイプライン経由で紅海側からの輸出に切り替えていたが、そ のパイプラインが攻撃を受け、さらに紅海ではフーシ派が船舶に対する攻撃を強化する 中、改めて供給体制の見直しが求められている。この状況だと、ホルムズ海峡の方が相 対的に安全との見方もあり、ホルムズ海峡経由の出荷を強化する可能性も報じられてい るが、「ホルムズ海峡」、「バブ・エル・マンデブ海峡」、「東西パイプライン」と、 原油輸出に重要な三拠点が同時に大きな供給リスクを抱えている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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