米長期金利の5%上昇でも、金相場の大きな値崩れは回避されている。その要因の一 つに、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切った後の混乱を警戒している との見方がある。マーケットは0.25%の利上げを100%に近い確率まで織り込ん でいるが、実際に利上げが行われると、トランプ米大統領とFRBの対立が激化しかね ない。トランプ大統領は利下げを強く要求しており、中間選挙が迫るタイミングでの利 上げは強くけん制している。利上げは金相場に対してネガティブだが、それがFRBの 独立性の問題を深刻化させると逆にポジティブになる。米金融政策環境と同時に、それ にトランプ大統領がどのような反応を見せるのかにも注目したい。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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