きょうの為替市場、NY時間にかけてドル安の流れが優勢な中でも、ドル円は157円台に戻す展開が見られている。先週末の日銀決定会合は、市場が期待していた「かなりタカ派」な雰囲気には映らなかったことで円安の反応が強まり、ドル円は158円台に一時上昇していた。しかし、NY時間に入って、日銀がレートチェックを実施したとの報道が伝わり円は買い戻されていた。ドル円も156円台に下落。 週明けのオプション市場では、対ドルで円高を見込む動きが強まっている。日本の当局が再びレートチェックや円買い介入に動く可能性が高まるとの警戒感が背景にある。もっとも、こうした動きは短期の受け渡し日が中心で、日本が大型連休でアジア時間の流動性が低下する中で起きている。 ドル円は、160円に一気に試す展開までは見せておらず、上値にも慎重。日銀の利上げでキャリー取引の調達通貨を円からゼロ金利にあるスイスフランなどに移す動きも観測されており、円キャリー取引は以前よりも魅力が低下しているとの指摘も出ている。 ただし、150円に向かう動きも出ていない。海外のストラテジストからは「日銀の政策対応だけでは米欧との既存の金利差は維持され、実際に金利差が縮小し始めるまでは、円高トレンドには懐疑的」との指摘も出ている。単発の介入で一時的に円高が加速したとしても、持続的な円高トレンドへの転換はかなりハードルが高ようだ。 大きなイベントは通過したものの、上にも下にも傾けづらい状況のようだ。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は157円に観測されている。 21日(月) 157.00(22.9億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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