その後、ドル円は上げ幅を広げる展開が見られ、157円台半ばでの推移となっている。アナリストからは、日銀の利上げペースを巡る市場の見方がハト派方向に傾けば、円は一段と下落する余地があるとの見方が出ている。。 これまで円は、日銀が金融政策をより大きく転換するとの思惑を背景に上昇してきたが、高市首相が指名した日銀審議委員が今回の利上げに反対したことで、円を支えるような政策転換がさらに進むかを巡り、新たな疑念が生じているという。 また、植田総裁が「金融政策対応が後手に回っているとは考えていない」との認識を強調したことについて、10月会合で追加利上げに踏み切るハードルが高いことを示唆すると分析した。 加えて、世界的な金融政策環境も円への下押し圧力になると指摘。FRBが予想通り10月に再び利上げを実施すれば、こうした状況は続くと見ており、短期的にドル円の売り持ちを積み上げる根拠はさらに弱まると述べている。 目先はドルに対して円を買うよりも、ユーロに対して円を買う戦略を選好。海外資産をほぼ為替ヘッジせずに保有している日本の投資家が国内資産への大規模な資金シフトに動いたとしても、その動きは緩やかに進む可能性が高いと見ているという。 また、9月の日銀会合では追加引き締めへの切迫感も後退したと指摘する一方、FRBについては連続利上げを基本シナリオとして維持。為替介入や日本の投資家によるポートフォリオ変更を示す新たな材料がない限り、短期的に円高を促す明確なカタリストは見当たらないとしいう。 USD/JPY 157.52 EUR/JPY 180.66 GBP/JPY 210.58 AUD/JPY 112.17 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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