円買い強まる、ドル円一時156円台後半 中東への期待で原油安=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
円買い強まる、ドル円一時156円台後半 中東への期待で原油安=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円買いが強まっている。ホルムズ海峡再開に関するイランの提案報道を受け、原油安・米債利回り低下とともに円買い圧力が強まった。ドル円は東京勢不在のアジア市場で原油の反発とともに157円台前半から157円台後半へと買われた。しかし、原油が大幅安に転じる動きとともに、円が急速に買い戻され156.80台まで約1円幅で下落した。クロス円も一気に円高方向に振れた。ユーロ円は180円台割れ、ポンド円は209円台半ばまで下落。その後は下げ一服も引き続き上値は抑えられている。ドル相場自体は上に往って来いと方向感に欠けている。ただ、ドル指数は上昇局面で7月末以来のドル高水準を付けており、ドル高の流れは継続している。ユーロドルは1.14台で、ポンドドルは1.33台で下に往って来いとなっている。

 ドル円は157円付近での取引。東京不在のアジア市場では前日NY終値付近の157.30近辺で揉み合ったあと、原油先物が反発する動きとともに買われ、ロンドン序盤には157.78付近まで高値を伸ばした。しかし、その後原油が急落に転じると、ドル円も一気に売りが強まり、安値を156.83付近に更新した。「米国が封鎖を緩和すれば、イランは7日以内にホルムズ海峡を再開すると提案」とのニュースヘッドラインに反応し、日本の交易条件悪化警戒が後退するとの見方から円買いが強まったようだ。また、足元ではサウジが東西パイプラインの週内再開に向け試験中、とも報じられており、NY原油先物(10月限)は92ドル台まで下落する場面があった。足元でのドル円は157円付近で推移している。

 ユーロドルは1.14台後半での取引。東京不在のアジア午後に1.1478付近の高値をつけたあとは、原油相場の反発とともにドルが買われ、1.1434付近まで下押しされた。しかし、原油相場が下落に転じるとドル売りが優勢となり、1.14台後半に下げ渋っている。ユーロ円はドル円とともに円買いに押されている。ロンドン序盤には180.83付近まで買われる場面があったが、その後は売りが強まり、安値を179.76付近に更新した。ユーロ関連の動きとしては、仏財政赤字拡大を懸念した独仏10年債利回り格差が105bpに拡大しているが、ユーロ相場動向には目立った影響はみられていない。

 ポンドドルは1.33台後半での取引。ユーロドルとともに振幅している。アジア午後の1.3387付近を高値に、ロンドン序盤に1.3326付近まで下落したあとは、再び1.33台後半に買い戻されている。前日NY終値付近に落ち着いた。ポンド円は円買いに押される展開。ロンドン朝方の210.90付近を高値に一気に209.52付近まで下落。その後は210円付近から209円台後半で揉み合っている。ユーロポンドは0.8569から0.8582までのレンジで振幅も方向性は希薄。日本時間午後3時に発表された9月英公共部門ネット負債は前回の20.0億ポンドから183.0億ポンドに大幅拡大したが、ポンド売り反応は限定的だった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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