ドル円、158円台を回復 強い米経済指標に米国債利回りが急上昇=NY為替概況 きょうのNY為替市場はドル高が強まる中、ドル円は158円台を回復。この日発表の9月の米PMI速報値が予想を大きく上回る強い内容となったことで米国債利回りが急上昇し、為替市場ではドル高の動きが強まった。米5年債利回りは20年ぶりに5%台に上昇。米インフレ圧力の長期化への懸念が強まり、中東情勢も依然として不透明な中、強い米経済指標に敏感に反応した模様。 ドル円は一時158.40円付近まで上昇し、先週のNY時間に日銀のレートチェックの観測が伝わった水準を上回っている。200日線付近に顔合わせしており、突破して行くか注目。終値で明確に上抜ければ、上昇トレンドが一段と強まり、160円を試す流れに入る可能性もある。ただし、明日は本邦勢が大型連休から戻って来るが、ここから先は介入警戒も高まりそうだ。 ユーロドルは1.13ドル台に下落。6月から7月に下値をサポートされた水準が意識される展開となっている。一方、ユーロ円はユーロドルの下落とドル円の上昇に挟まれ、180円台前半での振幅に終始。 オプション市場でユーロに対する弱気姿勢が鮮明になっている。1週間物では9月3日以来で最もユーロ弱気の水準となった。1カ月物もユーロ安方向への傾きが見られている。 一方、27年第2四半期にかけてはユーロ上昇を見込むオプション需要も目立っており、短期的なユーロ弱気と中長期的なユーロ高への関心が併存しているという。 ポンドドルは1.32ドル台前半まで一時急落。ストップを巻き込んで見切り売りも活発に出ていた模様。3月末と6月にサポートされた年初来安値水準である1.31ドル台半ばを視野に入れた動きが見られている。一方、ポンド円も下落しており、209円台半ばに下落。 アナリストは英中銀の11月利上げを予想している。先週の金融政策委員会(MPC)で据え置きに投票した政策委員のうち4人が、エネルギー価格が低下しなければ、近く利上げ支持に転じる可能性を示したことを理由に挙げている。ただ、市場が4.75%までの政策金利の上昇を織り込んでいるのは行き過ぎとの見方も示している。多くの委員にとって利上げは国内インフレの再加速への対応ではなく、予防的な措置だと指摘。 エネルギー価格が一段と上昇しない限り、0.25%ポイントの利上げを1-2回実施する可能性が高いとし、その後は2027年終盤または2028年に利下げへ転じるとも予想している。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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