前週は106.5ドルまで急伸した後、90ドル台後半まで急反落する展開になっ た。サウジアラビアの東西パイプラインが稼働を停止し、紅海側からの出荷に大きな混 乱がみられたことで、100ドルに続いて105ドルも上抜いた。しかし、その後はサ ウジアラビアがホルムズ海峡側からの輸出を強化するとの見方、東西パイプラインの稼 働再開見通しもあり、利食い売りで急反落する展開になり、改めて100ドル台を割り 込んだ。 今週も極端に不安定な地合が続きやすい。中東で軍事紛争が続いている間は、突発的 な急伸リスクを抱える。特にフーシ派がサウジアラビアの石油施設に攻撃を行う、ホル ムズ海峡でタンカーが攻撃を受けるといった動きがみられると、一気に105ドル水準 まで吹き上げる可能性がある。ただし、軍事衝突が一服すれば90ドル水準まで値下が りする可能性がある。週末を挟んで調整売り優勢の展開になっているが、中東情勢次第 の乱高下が続く。 予想レンジは90〜105ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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