●レビュー原油、サウジ産の供給不安後退で軟化=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 18日のニューヨーク原油先物相場は、前日比1.61ドル安の100.30ドル。
サウジアラビア産の供給不安緩和を受けて、期近限月は調整売り優勢の展開になった。
黒海からの欧州向け供給が混乱しているが、サウジアラビアはホルムズ海峡経由の供給
強化に動いている。東西パイプラインの稼働再開への期待もあり、上値は重かった。フ
ランスのマクロン大統領は、備蓄放出などを巡る主要7ヵ国(G7)の協議を求めてい
る。
 21日のニューヨーク原油先物相場は、前日比4.52ドル安の95.78ドル。ト
ランプ米大統領が国連総会に合わせてイランのペゼシュキアン大統領と会談を行う可能
性を示唆したことで、調整売り優勢の展開になった。サウジアラビアがホルムズ海峡経
由の輸出を増やしているとの見方もネガティブ。イエメン武装組織フーシ派はサウジア
ラビアに対して改めて大規模な攻撃を行っているが、原油相場に対する影響は限定され
た。
 22日のニューヨーク原油先物相場は、前日比1.85ドル安の90.52ドル。サ
ウジアラビアの東西パイプラインの稼働再開の報を受けて、売り優勢の展開になった。
紅海側からの出荷が再開される見通しになっている。また、サウジアラビアがホルムズ
海峡開放の条件を米国に提示したとの報道もネガティブ。米国の対応次第では、ホルム
ズ海峡を7日以内に開放することが可能としされている。
 23日のニューヨーク原油先物相場は、前日比1.64ドル高の92.16ドル。最
近の急落地合の反動から、期近限月に押し目買いが膨らんだ。国連総裁にイランのペゼ
シュキアン大統領が出席したが、一般討論演説で「我々はテロの被害者」だとして、
「決して屈しない」との立場を確認した。前日にトランプ米大統領がイランを壊滅させ
ると発言していたこともあり、押し目買いで安値修正を進める動きが優勢になった。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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