CFTC大口投機資金動向(9/15時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における9月
15日時点の大口投機家の売り越しは404万6774枚となり、前週の482万
9357枚から縮小した。取組高合計は5263万2735枚となり、前週から
119万5555枚(2.3%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が15.9%増、債
券合計が2.1%増、為替合計が2.6%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計
が2.1%増、エネルギー合計は0.4%増、金属合計は1.3%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で手じまい売りが買い戻
しを上回って売り越しを拡大、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小し
た。為替は新規買い、買い戻しが入って買い越し(ドル売り)に転じた。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定され、年内あと1回の利
上げ見通しも示された。一方、原油は中東の供給回復期待を受けて上げ一服となった。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が12万0359枚買い越し(前週1万
0796枚買い越し)、ユーロは2万6993枚売り越し(同4万2616枚売り越
し)、英ポンドは5万8715枚売り越し(同5万8836枚売り越し)となった。ユ
ーロは新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。

 商品市場では、原油が5月19日以来の高値106.75ドルを付けたのち、中東の
供給回復期待を受けて上げ一服となった。金は原油高や米国債の利回り上昇、米連邦公
開市場委員会(FOMC)での利上げを受けて売り優勢となったが、原油高が一服する
と、押し目を買われた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が13万5905枚買い越し(前
週13万6579枚買い越し)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。ニューヨ
ーク金は23万0338枚買い越し(同23万1960枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは1万5220枚買い越し(同1万5976枚買い越し)に縮小した。金は手
じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは手じまい売り、新規売りが出た。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが54万2384枚買い越し(前週54万
2999枚買い越し)、大豆は26万1183枚買い越し(同27万3424枚買い越
し)に縮小した。コーンは手じまい売りが買い戻しを上回り、大豆は手じまい売り、新
規売りが出た。前週のコーンは、黒海地域の供給不安が支援要因になったが、輸出成約
高の減少を受けて上げ一服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。