【これからの見通し】ドル高が継続するのかを確認へ、ドル円相場には介入警戒感も 今週前半のシルバーウィーク連休時には、ドル買い圧力が継続した。ドル円は昨日の海外市場で158.40付近まで買われ、本日も朝方には158.37付近の高値水準で取引を開始した。東京勢が本格復帰すると、東京午前には157.80付近まで下押しされる場面があった。東京勢にとっては、158円台は介入警戒感が高まりやすい水準となっているようだ。 オプション市場では短期的な相場変動期待を反映する1週間ボラティリティーが6.71%付近まで低下したあと、足元では8.0%付近へと上昇している。また、円高方向へのヘッジ需要を反映する1カ月リスクリバーサル(25デルタ)は-2.195と前日と同様に約2週間ぶりの「円コール・オーバー」優位となっている。市場に円高方向への変動に備える動きがみられている。ドル円相場にとっては200日線(158.47)を上抜けることができるのかどうかが本日のポイントだ。 一方で、ドル全般には堅調な流れが続いている。ドル指数は9月9日以降の急ピッチの上昇を維持し、101台の高値圏を保っている。ユーロドルは1.13台後半、ポンドドルは1.32台前半のドル高水準で推移しており、ドル円のみならず各主要通貨に対してドルが堅調だ。 背景には、直近の米FOMCでの予想以上のタカ派姿勢が挙げられよう。日銀は一部に据え置き派もおり、今後の利上げ継続に対して一枚岩ではなく、日米金利差は維持される見込みだ。中東情勢の改善期待で原油相場が急落した場面でも、いわゆる有事のドル買いの巻き戻しは限定的だった。ドル高圧力の根強さが示される状況となっている。 ただ、冒頭で示したように、ドル円にとっては介入警戒感もある。また、ドル指数は9月9日を起点に、現在に至るまで急ピッチな上昇の流れが継続している。市場には自律的なスピード調整への警戒感も出てきそうだ。週末に向けて、短期的な調整の動きには注意しておきたい。 この後の海外市場で発表される経済指標は、スイス・スウェーデン・ノルウェーなどの中銀政策金利発表、ドイツIfo景況感指数(9月)、香港貿易収支(8月)、カナダ小売売上高(7月)、米経常収支(2026年 第2四半期)、米新規失業保険申請件数(09/13 - 09/19)、米新築住宅販売件数(8月)、されにあす未明にはメキシコ中銀政策金利発表が予定されている。 発言イベント関連では、シュレーゲル・スイス中銀総裁の記者会見に続いて、シュナーベルECB理事、ウィリアムズNY連銀総裁、レーンECBチーフエコノミスト、ディングラ英中銀委員、バーキン・リッチモンド連銀総裁、ハマック・クリーブランド連銀総裁、ブリーデン英中銀副総裁、ロンバルデッリ英中銀副総裁、ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁など英米欧の金融当局者らの講演やイベント参加が予定されている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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