円売り強まる、原油高と米債利回り上昇を受けて、ドル円158円台後半へ=ロンドン為替概況 ロンドン市場では円売りが強まっている。イランの対米強硬姿勢を受けて原油が上昇し、インフレ警戒から米債利回りも上向いた。日本の交易条件悪化への警戒が円売りの背景となった。東京午前には片山財務相が円安を牽制したが、介入警戒よりも原油高の影響が意識された。ドル円は158円台後半へ上昇し、ユーロ円は180円台後半、ポンド円は210円台まで買われた。ドルストレートではドル買いが優勢。ユーロドルは1.14付近で上値を抑えられ、1.13台後半へ軟化。ポンドドルも1.32台前半へ下押しされた。欧州株や米株先物は軟調で、市場全般に警戒感が広がっている。独Ifo景況感は市場予想を上回ったが、目立ったユーロ買い反応はみられなかった。 ドル円は158円台後半での取引。東京昼前には157.80付近まで軟化した。片山財務相の円安けん制発言や仲値関連の円買いなどに押された。しかし、その後は原油相場の上昇とともに反発している。いったん158.50付近で上値抵抗がみられたが、NY原油先物が一気に94ドル台まで上昇する勢いとともに158円台後半へと上昇。高値を158.80付近に伸ばし、安値からちょうど1円幅の上昇となった。 ユーロドルは1.13台後半での取引。東京市場で1.1380付近で揉み合った後、ロンドン序盤には一時1.1399付近まで買われた。しかし、1.1400の節目で上値を抑えられると、原油高とともにドル高圧力を受けて1.1362付近まで下押しされた。ユーロ円はドル円とともに振幅。東京昼前に179.51付近まで下落したあと、ロンドン時間には高値を180.62付近に更新している。9月独Ifo景況感指数は89.9と前回88.8や市場予想89.0を上回ったが、ユーロ相場は反応薄だった。 ポンドドルは1.32台前半での取引。ロンドン序盤に1.3256付近まで買われたあとは、ドル買い圧力に押されて1.3215付近まで安値を広げている。ポンド円は東京昼前に208.78付近まで下押しされたあとは、円売り圧力が優勢となり、ロンドン時間には210.07付近に高値を伸ばした。原油高や米債利回り上昇が円安やドル高の背景となっており、ポンド独自の値動きはみられていない。ユーロポンドは0.8592から0.8602までの狭いレンジで揉み合っている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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