【これからの見通し】ドル円の上昇に調整入る展開、海外市場でも続くか

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】ドル円の上昇に調整入る展開、海外市場でも続くか

 本日は今週のドル円上昇の地合いに調整が入っている。ドル円相場は週明け21日の安値156.58レベルから昨日につけた高値159.04レベルに至る連日の上昇を示した。中東情勢への警戒感が広がって原油高が進行、インフレを懸念した米債利回りが大幅に上昇したことがドル買い要因となっている。また、円相場にとっては、日米金利差に基づく円キャリー取引需要や日本の交易条件悪化を警戒した円売りが広がる面も指摘される。

 しかし、本日は158.95レベルを高値に157.95レベルまで1円幅でドル安・円高が進行している。ドル円の日足は9/17以来の陰線を示現している。今週は国連総会などの舞台で各国政府高官が活発に接触しており、本日は片山財務相から「トランプ米大統領が円安に懸念を示した」と新たな視点からの円安けん制発言が飛び出している。また、高市首相は円の過小評価を問題視しているとの報道も流れている。レートチェックや為替介入などへの警戒感が高まりやすくなっている状況だ。また、週末を控えたタイミングであることも、調整の動きを促しやすい。

 この後の海外市場でも一段の円買い・ドル売りの動きが継続するのかどうかがポイントとなろう。

 経済指標の発表予定は、ユーロ圏マネーサプライM3(8月)、ブラジル拡大消費者物価指数(IPCA)(9月)、メキシコ雇用統計(8月)、米耐久財受注(速報値)(8月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(9月)など。

 発言イベント関連では、国連総会一般討論演説(~28日)、NY連銀・ECB・BOE共催金融経済学会議(~25日)などの国際的な会議が実施される。英中銀総裁、NY連銀総裁、カンザスシティ連銀総裁、クリーブランド連銀総裁などの会議出席が予定されている。ユーロ圏、イタリア、オマーン格付け見直しの予定もあり、念のため注意が必要だ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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