円買いとドル売りが交錯、ドル円157円台後半に軟化=ロンドン為替概況 ロンドン市場では、円高とドル安が交錯している。片山財務相が「過度に投機的な動きには断固たる措置を取る-為替」と述べたことや、高市首相が日米首脳会談に関して「先方から円安によって米国の貿易が厳しいという話あった」「一般論として円の過小評価は問題であると言った」などと改めて発言したことが円買いを誘った。ポンドドルは1.3250レベルに本日の高値を伸ばしている。ベイリー英中銀総裁が「エネルギー価格の高止まり長引けばその分対応困難に」「金融政策のスタンス維持はますます困難になるだろう 」と利上げの可能性を示唆した。ポンドドルとともにユーロドルにもドル売りが波及し、高値を1.1401レベルに更新している。ただ、オプション関連の注文で上値も抑えられている。NY原油先物は93ドル付近、米10年債利回りは5.17%付近で推移している。円高とドル安が交錯するなかで、クロス円は神経質に振幅。ユーロ円は180円を挟んで、ポンド円は209円を挟んで上下動している。週末を控えて、原油、米債利回り、ドル相場などに前日までの流れに対して調整が入りやすい面も指摘される。 ドル円は157円台後半での取引。東京早朝の158.95付近を高値に、ここまで一貫して軟化している。ロンドン序盤には157.67付近まで安値を広げた。東京市場から引き続き原油安や米債利回り低下が円買い・ドル売り圧力となったほか、片山財務相や高市首相からは米政府も絡めた円安けん制の動きが示されたことも円買い圧力となっている。 ユーロドルは1.14付近での取引。東京午後につけた1.1368付近を安値に、ロンドン時間に入ると堅調な動きをみせている。足元では高値を1.1401付近まで伸ばしている。ただ、1.1400には大規模なNYカット・オプション設定が観測されており、一段の上昇は阻まれている状況だ。ユーロ円は上値重く推移。東京早朝の180.85付近を高値に軟調に推移している。ロンドン序盤には179.80付近まで下げたあと一時180.30付近まで反発する神経質な動きが入ったが、足元では再び安値を179.75付近に広げている。対ポンドではややユーロの上値が重い。 ポンドドルは1.32台前半での取引。東京午前の1.3209付近を安値に、ロンドン時間に入ると買いが強まっている。一時1.3250付近まで高値を更新している。ベイリー英中銀総裁がエネルギーショックの長期化に対する警戒感を強め、利上げの可能性も示唆している。対ユーロでポンド買いがやや優勢となり、ユーロポンドは0.8611付近から0.8602付近へと小幅に下げている。ポンド円は円高圧力が優勢で、東京早朝の210.12付近を高値に、ロンドン時間には一時208.73付近まで安値を広げている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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