【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における9月 22日時点の大口投機家の売り越しは389万1686枚となり、前週の404万 6774枚から縮小した。取組高合計は5057万8828枚となり、前週から 205万3907枚(3.9%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が21.0%減、債 券合計が1.8%減、為替合計が20.9%減となった。商品市場の取組高は、穀物合 計が0.2%減、エネルギー合計は2.2%減、金属合計は2.0%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で手じまい売りが買い戻 しを上回って売り越しを拡大、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小し た。為替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し(ドル買い)に転じた。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、堅調な米経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が高ま った。米30年債利回りは22年ぶり、米10年債利回りは19年ぶりの高水準となっ た。今週は8月の米個人消費支出(PCE)価格指数や9月の米雇用統計の発表があ る。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が7万1982枚買い越し(前週12万 0359枚買い越し)、ユーロは5万2334枚売り越し(同2万6993枚売り越 し)、英ポンドは8万2568枚売り越し(同5万8715枚売り越し)となった。ユ ーロは新規売りが新規買いを上回って売り越しを拡大した。 商品市場では、原油がサウジアラビアの供給回復期待を受けて4日以来の安値 88.71ドルを付けたのち、フーシ派のサウジ攻撃などを受けて押し目を買われた。 金は米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しを受けて売り優勢となった。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が14万1106枚買い越し(前 週13万5905枚買い越し)に拡大した。買い戻しが手じまい売りを上回った。ニュ ーヨーク金は22万5853枚買い越し(同23万0338枚買い越し)に縮小、ニュ ーヨーク・プラチナは1万5366枚買い越し(同1万5220枚買い越し)に拡大し た。金は手じまい売り、新規売りが出て、プラチナは新規買いが新規売りを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが53万5801枚買い越し(同54万 2384枚買い越し)に縮小、大豆は28万1581枚買い越し(同26万1183枚 買い越し)に拡大した。コーンは手じまい売りが買い戻しを上回り、大豆は新規買い、 買い戻しが入った。前週のコーンは、強気な輸出が支援要因になったが、ハーベストプ レッシャーやドル高を受けて上げ一服となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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