その後、ドル円は157円台半ばでの推移となっている。一時156円台に下落する場面も見られたものの、米国債利回りの上昇が続き、ドル高も根強い中、157円台は維持されている。 円キャリー取引を手掛けてきた投資家の動きが、世界的な債券売り(利回り上昇)を加速させている可能性があるとの指摘が出ている。ストラテジストは「世界的な債券相場の急落(利回り上昇)については、日銀が政策金利を引き上げる中で進む円キャリー取引の巻き戻しがより有力な要因と見られる」と述べている。 「円キャリー取引を手掛ける投資家は、低金利の円で調達した資金を使って購入した世界各国の国債の売却を迫られている」と分析。その上で「円キャリー取引によって、多くの政府が国債利回りに上昇圧力をかけることなく財政赤字を膨らませることができたが、そのツケが回ってきた」という。 日銀や他の主要中銀が借り入れコストを異例の低水準に抑えていた時期に、各国政府は多額の債務を積み上げつつ巨額の財政赤字を計上。「主要中銀が講じた量的緩和政策は世界の債券市場を歪め、債券自警団の動きを抑えた」と指摘。 市場では現在、債券自警団の復讐が起きている可能性があるという。 USD/JPY 157.44 EUR/JPY 178.38 GBP/JPY 208.06 AUD/JPY 109.80 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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