欧州通貨主導でドル買い継続、ユーロドル1.12台に下落=ロンドン為替概況 ロンドン市場では、欧州通貨主導でドルが買われている。米政府によるディーゼル輸出禁止の可能性を示す報道が欧州のエネルギー不安を一気に高め、ユーロやポンドが主導して下落した。欧州・英国の9月製造業PMI確報値は景気拡大領域を維持したものの特段材料視されなかった。ユーロドルは1.12台後半、ポンドドルは1.32台割れ水準まで安値を押し広げた。NY原油先物が92ドル台へ急伸し、米10年債利回りが5.34%付近まで上昇するなか、インフレ警戒に加えて、米国とイランの協議への不透明感から有事のドル買いが重なっている。ドル指数は年初来の高水準を更新した。一方、アジア時間に進んだ円安は一巡し、ドル円は158.45付近の高値をつけた後は、上昇の勢いは落ち着いた。欧州株安と欧州通貨安の波及でクロス円には売りが入り、ユーロ円は179円台前半から178円台前半へ、ポンド円も210.00付近を高値に208円台後半まで反落している。 ドル円は158円台前半での取引。東京早朝の157.34付近を安値に買われている。東京午前に158.20付近まで上伸。日銀主な意見(9月17日-18日開催分)で政府関係者の意見として、「既往の利上げが累積的に与える影響について十分点検していただきたい」などと連続利上げをけん制する印象を市場に与えたことが円安につながった。ロンドン時間に入ってからも158円台での取引が続き、一時158.45付近まで高値を伸ばした。その後は欧州通貨主導となるなかで、売買が交錯している。 ユーロドルは1.12台後半での取引。東京午前の1.1337付近を高値に上値重く推移している。ロンドン時間には売りが加速し、安値を1.1266付近に更新。足元ではやや買い戻しが入るも1.13付近は重い。ユーロ円は上に往って来い。東京市場では円安圧力が広がり、178.28付近を安値に179.31付近まで高値を伸ばした。しかし、ロンドン時間に入ると売りに転じ178.50割れまで反落した。米政府によるディーゼル輸出禁止の可能性を示す報道がユーロ売りにつながった。一連の欧州製造業PMIは景気拡大領域を維持したが、材料視されなかった。エネルギー価格への不透明感から欧州株が売られ、欧州債利回りは上昇している。 ポンドドルは1.32台前半での取引。東京午前の1.3273付近を高値に売られている。ロンドン時間に入ると一時1.3193付近まで安値を更新した。ポンド円は東京市場からロンドン朝方にかけて買いが強まり、208.69付近から210.00付近まで上昇した。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに反落し、一時209円台割れまで押し戻された。ユーロポンドは0.8531から0.8547での振幅。目立った方向性は示されていない。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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