前週は90ドルを挟んで売買が交錯する展開になった。乱高下が繰り返されるも、ボ ックス気味の展開が続いた。米国とイランの停戦協議には不透明感があるものの、サウ ジアラビアの出荷環境が改善しているとの見方が上値を抑えた。東西パイプラインの稼 働が再開し、10月の欧州向け出荷が強化されるとの見方が強まった。しかし、米国と イランの対立が解消されたわけではなく、高いレベルの先行き不透明感が下値を支え た。結果的に90ドルを挟んで売買が交錯している。 今週も中東情勢に一喜一憂する不安定な地合が想定される。大規模な軍事衝突などの 報告がなければ、中東産原油の供給回復傾向から、上値の重い展開が想定される。90 ドル台中盤では戻り売り妙味があろう。一方、90ドル割れからさらに大きく値下がり するには、米国とイランの停戦合意見通しが強まるなど、追加のネガティブ材料が求め られる。上下双方に突発的な値動きを繰り返す可能性が高い。 予想レンジは85〜95ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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