【これからの見通し】調整含みの展開、原油と米債動向をにらんで 三連休を控えた東京市場では、ドル安・円安の流れが静かに優勢となっている。原油高の一服と米債利回りの落ち着きが、今週にみられたドル高・円高の反動を促し、主要通貨は調整含みの展開。ドル円は 158円台前半 へと戻りを試し、ユーロドルは 1.12台前半 で底堅さを維持。ユーロ円は 177円台後半 まで上昇し、円安地合いを素直に反映している。 日経平均は小幅続落もTOPIXは小幅高で、東京・アジア株は総じて底堅く推移。米欧株の先物も時間外でプラス圏となっている。トランプ米大統領が中間選挙を意識し、イラン攻撃に否定的な姿勢へとトーンを落としたことがリスク警戒の一服につながり、原油安と円安の組み合わせが市場の呼吸を整えている。 この後の海外市場で発表される経済指標は、トルコ鉱工業生産指数(8月)、カナダ雇用統計(9月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(10月)などが予定されている。ミシガン大消費者信頼感の予想は47.6と前回の48.1からの低下が見込まれている。高インフレを受けた消費マインドの落ち込みが示されることが想定されており、米債利回りや米株の反応をみながらの為替取引となろう。 カナダドルにとってはカナダ雇用統計が注目材料となる。市場予想は失業率が6.4%から6.5%に上昇する見込み。労働参加率は65.0%が継続する見込み。また、雇用者数の増減は1.0万人増と予想されており、前回の4.17万人減からの持ち直しが見込まれている。ドルカナダの日足チャートを観測すると、サポート水準である10日移動平均線を下回る動きがみられている。カナダ雇用統計が強い結果となれば、一段とカナダドル買い方向への動きが強まる可能性もありそうだ。 発言イベント関連では、チポローネECB理事、シュナーベルECB理事などの討論会出席、コリンズ・ボストン連銀総裁の経済会議出席などが予定されている。また、英欧市場の引け後には格付け機関による英格付家の定期見直し結果が公表される見込み。格付け自体の変化は予想されていないが、評定コメントのニュアンス が市場の視線を集めそうだ。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。