ドル買い優勢、原油高に反応 ドル円158円台後半=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル買い優勢、原油高に反応 ドル円158円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。日本、米国などの祝日で取引参加者が少ない薄商いの中、原油高の進行に有事のドル買いやインフレ警戒のドル買いの圧力が広がっている。ドル円は158円トビ台から158円台後半へと上昇。ユーロドルは1.12台前半から1.11台後半へ、ポンドドルは1.32台後半から前半へと軟化している。ドル指数は先週末比小幅低下から上昇に転じている。中東ではフーシ派がサウジの首都リヤドの空港を再三攻撃、ウクライナとロシアではエネルギー停戦に進展がみられていない状況となっている。きょうは米債取引が停止しており手掛かり難だが、原油高がインフレ警戒を高める面が指摘される。クロス円はやや円安方向に振れているが、ポンド円が堅調なほかは比較的小動きにとどまっている。

 ドル円は158円台後半での取引。アジア午前の158.08付近を安値に、その後は堅調な足取りを示している。ロンドン時間に入ると原油高とともに上昇に弾みが付き、高値を158.60台へと伸ばしてきている。中東やウクライナ情勢の緊迫化を受けた有事のドル買いに加えて、原油高自体がインフレ圧力となる面も警戒されているもよう。

 ユーロドルは1.11台後半での取引。アジア時間には1.1185-90レベルから1.1217付近まで上昇する場面があった。しかし、買いは続かず、その後は上値を抑えられている。原油先物の上昇とともにドル買いが優勢になり、ロンドン時間には安値を1.1180付近に広げている。ユーロ円はアジア早朝の177.01付近を安値に、ロンドン序盤にかけて高値を177.57付近まで伸ばした。その後は177円台前半と、先週末NY終値付近に落ち着いている。フランス財政・政情不安に加えて、ドイツのメルツ政権の不安定さもユーロの重石となっているようだ。

 ポンドドルは1.32台前半での取引。アジア早朝の1.3227付近を安値に、ロンドン序盤には一時1.3261付近まで買われた。しかし、その後は上値が重くなり1.32台前半へと押し戻されている。ポンド円はアジア早朝の209.24付近を安値に、その後は買いが継続している。足元では高値を209.99付近まで伸ばしている。ユーロポンドは0.8470付近を高値に0.8448付近まで軟化している。ユーロの上値の重さを背景に相対的にポンドが堅調となっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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