CFTC大口投機資金動向(10/6時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月
6日時点の大口投機家の売り越しは434万2518枚となり、前週の421万
2002枚から拡大した。取組高合計は5148万6639枚となり、前週から31万
3459枚(0.6%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.4%増、債券
合計が0.1%減、為替合計が4.4%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.1%増、エネルギー合計は1.3%増、金属合計は0.6%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って売り越しを拡大、債券で買い戻しが手じまい売りを上回って売り越しを縮小し
た。為替は新規売りが新規買いを上回って売り越し(ドル買い)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、フランスの財政不安を受けて世界的な債券売りとなった。ただ米10年債や
30年債の入札好調を受けて米国債の利回りは低下した。原油はハリケーンに対する懸
念が下支えになった。今週は9月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が6万2325枚買い越し(前週5万5440
枚買い越し)、ユーロは9万9332枚売り越し(同6万3256枚売り越し)、英ポ
ンドは9万7611枚売り越し(同9万1075枚売り越し)となった。ユーロは新規
売りが新規買いを上回って売り越しを拡大した。

 商品市場では、原油がディーゼル(軽油)の協調放出決定やトランプ米大統領が中間
選挙前のイラン攻撃を否定したことが圧迫要因になったが、ハリケーンに対する懸念が
下支えになった。金は世界的な債券売りやドル高が圧迫要因になったが、安値拾いの買
いが入って下げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が9万9060枚買い越し(前週
10万9463枚買い越し)に縮小した。手じまい売りが買い戻しを上回った。ニュー
ヨーク金は21万0335枚買い越し(同21万8632枚買い越し)に縮小、ニュー
ヨーク・プラチナは1万3968枚買い越し(同1万3489枚買い越し)に拡大し
た。金は手じまい売り、新規売りが出て、プラチナは新規買いが新規売りを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが45万2473枚買い越し(前週50万
9501枚買い越し)に縮小、大豆は27万3896枚買い越し(同25万6872枚
買い越し)に拡大した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は新規買い、買
い戻しが入った。前週のコーンは、需給報告の需給緩和見通しを受けて急落した。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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