CFTC大口投機資金動向(10/13時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月
13日時点の大口投機家の売り越しは453万5568枚となり、前週の434万
2518枚から拡大した。取組高合計は5207万9252枚となり、前週から59万
2613枚(1.2%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.3%減、債券
合計が1.8%増、為替合計が0.5%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.6%減、エネルギー合計は1.1%減、金属合計は2.0%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買いが新規売りを
上回って売り越しを縮小、債券で新規売りが新規買いを上回って売り越しを拡大した。
為替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し(ドル買い)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米消費者物価指数(CPI)の伸び加速を受けて米連邦準備理事会(FR
B)の利上げ観測が高まったが、金融当局者の発言を受けて10月の米連邦公開市場委
員会(FOMC)の金利据え置きの見方が強まった。一方、ニューヨーク原油が100
ドル台を回復しており、今後の見通しを確認したい。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が5万0207枚買い越し(前週6万2325
枚買い越し)、ユーロは13万7573枚売り越し(同9万9332枚売り越し)、英
ポンドは10万6964枚売り越し(同9万7611枚売り越し)となった。ユーロは
手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。

 商品市場では、原油が中東情勢に対する懸念を受けて買い優勢となり、9月18日以
来の高値101.90ドルを付けた。金は予想以上の米消費者物価指数(CPI)の圧
迫要因になったが、米連邦準備理事会(FRB)の金利据え置き見通しを受けて下げ一
服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が10万0343枚(前週9万
9060枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨーク金は
20万7879枚買い越し(同21万0335枚買い越し)、ニューヨーク・プラチナ
は1万2973枚買い越し(同1万3968枚買い越し)に縮小した。金、プラチナと
もに手じまい売り、新規売りが出た。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが35万8367枚買い越し(前週45万
2473枚買い越し)、大豆は27万1099枚買い越し(同27万3896枚買い越
し)に縮小した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は手じまい売りが買い
戻しを上回った。前週のコーンは、ハーベストプレッシャーを受けて売り優勢となっ
た。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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