WTI原油先物は10月20日に11月限の取引が終了するため、持高調整で限月間 の値動きがまちまちになっている。しかし、19日はその11月限が急伸しており、依 然として供給不安が強いことが窺える。フーシ派のサウジアラビアに対する攻撃が続い ているが、19日には石油関連施設に対しても攻撃が行われたことが確認されている。 大規模な供給障害が発生するのかは不透明だが、緊張感は高まっている。 イランのアラグチ外相は、米国に対して停戦協議の呼び掛けも行っており、米国の対 応次第ではホルムズ海峡の開放にも含みを持たせている。しかし、トランプ米政権はこ うした呼び掛けに目立った反応を見せておらず、停戦合意が実現する見通しにはない。 イランは米国を交渉に引きずりだすため、意図的に緊張レベルを引き上げている模様で あり、石油タンカーの機雷接触など混乱状態の報告が増えている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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