[10月26日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 8 月限 10 月 19 日〜 10 月 23 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 21,766 21,801 (19) 20,499 (23) 20,676 -1,047 銀 288.0 288.0 (19) 271.0 (23) 271.0 -17.0 プラチナ 8,120 8,217 (19) 7,586 (23) 7,690 -363 パラジウム 5,700 5,700 (19) 5,300 (23) 5,300 -400 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 22 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 (12) 4,060.4 -120.7 | ドル・円 157.12 0.75 円高 銀 (12) 5,500.7 -229.8 | 日経平均 62,693.16 -2631.13 プラチナ ( 1) 1,576.9 -56.2 | NY原油 (12) 99.47 +0.45 パラジウム (12) 1,056.60 -62.00 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 22日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前回のレビュー】 金は金利据え置き見通しや長期金利低下で安値もみ合い、とした。 金は原油高や人工知能(AI)投資に対する懸念を受けて一段安となった。現物相場 は7月29日以来の安値3988.61ドルを付けた。金先限は2025年11月以来 の安値2万0499円を付けた。 イエメンの武装組織フーシ派のサウジアラビア攻撃が激化するなか、米政府が湾岸諸 国の大使館から一部職員に避難命令を準備と伝えられた。石油大手サウジアラムコは、 湾岸のダーランにある本社から退避してリモート勤務に切り替えるよう従業員に指示し た。またイランのイスラム革命防衛隊はペルシャ湾北部で違法な石油の積み替えに関与 していたとする船舶4隻が、攻撃を受けて炎上したと発表した。一方、トランプ米大統 領は「イランは中間選挙を前に原油価格をつり上げるため、できる限りのことをしてい る」と投稿し、「現在は戦闘開始前より多くの原油がホルムズ海峡を通過しているた め、イランは偽の攻撃や機雷など、あらゆるものをでっち上げている」と主張した。原 油高に振れ、インフレ懸念が高まった。 9月の米輸入物価指数は前月比1.1%上昇と事前予想の前月比0.8%上昇を上回 り、インフレ懸念が強い。一方、22日のフィラデルフィア半導体指数は6.7%急落 し、1日の下落率として6月23日以来の大きさになった。金利上昇や割高なバリュエ ーション、人工知能(AI)インフラの構築にかかる巨額費用への懸念が強まってい る。米国債の利回り低下を受けて10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据 え置き見通しが強まったが、12月の利上げを織り込んでいる。 【金ETF残高は減少】 世界12カ国に上場している金ETF(上場投信)の現物保有高は22日時点で 1229.20トンとなり、前週末比12.82トン減少した。米国で13.40ト ン、オーストラリアで0.05トン減少、英ETFSで0.63トン増加した。金価格 急落を受けて投資資金が流出した。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明 細報告によると、10月13日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは20万 7879枚となり、前週の21万0335枚から縮小した。今回は手じまい売りが 103枚、新規売りが2353枚出て、2456枚買い越し幅を縮小した。 マクロン仏大統領は18日、物価高や公共サービスの質低下に抗議する前日のデモが 国内各地で暴動に発展したことを受け、国民に冷静な対応を呼びかけた。暴動は同国で 近年最悪規模となり、数千人が逮捕され、商店が略奪や破壊の被害を受けた。仏大統領 は22日、教育環境の改善などを求める大規模な抗議デモが各地で続くなか、「正当性 のない」抗議活動を向こう数日以内に禁止すると表明した。22日の仏10年債利回り は一時5.1415%と2002年7月以来の高水準を付け、独仏10年債利回り格差 は15年ぶりの高水準に拡大した。フランスの厳しい財政状況と抗議デモ継続への懸念 が投資家心理を圧迫した。 【銀は原油高や金急落が圧迫】 銀の現物相場は原油高や金急落を受けて売り優勢となり、2025年11月以来の安 値54.47ドルを付けた。人工知能(AI)投資に対する懸念も下げ要因だが、ディ ベースメント取引が続くとみられており、銀ETF(上場投信)に安値拾いの買いが入 るかどうかを確認したい。 22日のニューヨークの銀ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比6.93トン 増の1万5485.60トンとなった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建 玉明細報告によると、10月13日時点のニューヨーク銀の大口投機家の買い越しは 2万2631枚となり、前週の2万3153枚から縮小した。 当面の予定(イベント・経済統計) 26日 ●ニュージーランド(勤労感謝の日) 独景況感指数 2026年10月(ifo) 27日 中国工業利益 2026年9月(国家統計局) 米耐久財受注 2026年9月速報値(商務省) 米ケース・シラー住宅価格指数 2026年8月(S&P) 米新築住宅販売 2026年9月(商務省) 米消費者信頼感指数 2026年10月(カンファレンスボード) 米連邦公開市場委員会(FRB、28日まで) 28日 政策金利公表(NZ準備銀行) 米卸売在庫 2026年9月速報値(商務省) 米FOMC声明文公表(FRB) 政策金利発表(カナダ銀行) 29日 金融政策決定会合(日本銀行、30日まで) 理事会結果公表(ECB) 米国内総生産 2026年7-9月期速報値(商務省) 米個人所得・支出 2026年9月(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 30日 労働力調査(失業率) 2026年9月(総務省) 鉱工業生産指数 2026年9月速報(経済産業省) 小売業販売額 2026年9月速報(経済産業省) 総裁記者会見(日本銀行) ユーロ圏国内総生産 2026年7-9月期速報(EUROSTAT) ユーロ圏雇用統計 2026年9月(EUROSTAT) 独消費者物価指数 2026年10月速報(連邦統計庁) 米雇用コスト指数 2026年7-9月期(労働省) 米シカゴ購買部協会景気指数 2026年10月(シカゴ購買部協会) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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