ドル円は円買いが優勢な場面も続かず=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル円は円買いが優勢な場面も続かず=ロンドン為替概況

 東京朝方の円買い一巡後はドル買いが優勢となった。ドル円は東京早朝に156.00円台まで下げたものの、日経平均が安値から大きく戻す中で円高も一服し、157円台を回復。ロンドン朝もドル買い・円売りの流れが続く形で157.16円を付けた。中東情勢を受けた原油高の継続などもドル買いを後押しした。

 しかし、上昇一服後はドル安・円高へ転じた。世界的なAI関連銘柄への信用不安が再燃し、リスク警戒の円買いにつながった。ドル円は一時156.50円台まで売られる展開が見られたものの、突っ込み売りへの警戒感も根強く、東京午前の安値水準(156円台前半)を試すまでの勢いは見られなかった。156.50円台で下値を支えられると156.90円台まで持ち直すなど、不安定な上下動を繰り返している。

 クロス円もドル円と同様の動きとなった。ユーロ円は東京早朝に175.20円を付けた後、176円台を回復して176.00円前後でもみ合ってロンドン市場を迎えた。いったんは円売りが優勢となって176.22円まで買われたが、その後の円買いで175.20円台まで反落。フランス政局への不透明感が広がるなか、発表されたフランス購買担当者景気指数(PMI)が製造業・サービス業ともに予想を下回り、好不況の節目となる50を割り込んだことがユーロ売りを誘った。もっとも、東京朝の安値には届かずに反発し、足元では175.70円前後で推移している。ポンド円も東京早朝の209.20円台から210円台半ば近くまで反発した流れを引き継ぎ、210円台前半でロンドン朝を迎えると、一時210.40円台まで上昇した。しかし、その後の円買いに押されて209.40円台まで押し戻されている。

 ユーロドルは1.1210ドル台での推移から、フランスPMIの悪化を受けて1.1200ドルを割り込むと、ユーロ圏PMIも予想を小幅に下回ったことで1.1185ドル前後まで軟化した。その後は1.1200ドル前後に戻してもみ合っている。ポンドドルは1.3390ドル前後から、ユーロドルの軟化につれて上値が重くなり、1.3365ドル付近まで下落している。

MINKABUPRESS 山岡

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