【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月 20日時点の大口投機家の売り越しは426万5681枚となり、前週の453万 5568枚から縮小した。取組高合計は5221万4771枚となり、前週から13万 5519枚(0.3%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.1%減、債券 合計が0.5%増、為替合計が0.2%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 0.4%増、エネルギー合計は2.3%減、金属合計は3.2%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で手じまい売りが買い戻 しを上回って売り越しを拡大、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小し た。為替は新規買い、買い戻しが入って売り越し(ドル買い)を縮小した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、中東情勢に対する懸念を受けて原油が上昇した。ただ人工知能(AI)投資 に対する懸念が高まっており、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では金利据え 置きが見込まれている。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が6万9878枚買い越し(前週5万0207 枚買い越し)、ユーロは13万4524枚売り越し(同13万7573枚売り越し)、 英ポンドは8万0420枚売り越し(同10万6964枚売り越しとなった。ユーロは 新規買いが新規売りを上回り、売り越しを縮小した。 商品市場では、原油が中東情勢に対する懸念を受けて買い優勢となった。金は原油高 や人工知能(AI)投資に対する懸念などを受けて売り優勢となった。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が8万9325枚買い越し(前週 10万0343枚)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨーク金は 19万9865枚買い越し(同20万7879枚買い越し)に縮小、ニューヨーク・プ ラチナは1万3162枚買い越し(同1万2973枚買い越し)に拡大した。金は手じ まい売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規買いが新規売りを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが28万6689枚買い越し(前週35万 8367枚買い越し)、大豆は24万6596枚買い越し(同27万1099枚買い越 し)に縮小した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は手じまい売りが買い 戻しを上回った。前週のコーンは、ハーベストプレッシャーを受けて売り優勢となっ た。 MINKABU PRESS 東海林勇行
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。