貴金属市場は買い戻しが優勢か。原油相場が続落し、米インフレ見通しや米追加利上 げ観測がやや緩んだことが支援要因。 ただ、原油安はイラン最高指導者のモジタバ・ハメネイ師の発言が和平寄りのヘッド ライトで伝わったことが背景であると思われる。モジタバ・ハメネイ師が和平協議に前 向きであるような印象を与えたが、実際のところはイランが要求する7つの条件を米国 が受け入れる必要があるとの内容であり、イランの強硬的な態度は何も変わっていな い。 午前7時43分現在のドル・円相場は1ドル=157.94円付近で、前日よりもや や円安推移。 中心限月の寄り付き目安は、金が2万0930円前後、銀は273.0円前後、プラ チナは7590円前後、パラジウムは5400円前後。 【FOMCは追加利上げを見送りも、タカ派寄りか】 本日の貴金属市場の焦点は、米連邦公開市場委員会(FOMC)である。今回追加利 上げは見送られる公算だが、米国のインフレ率は加速する傾向にあり、FOMC声明や ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見がタカ派寄りとなる可能性があ る。本日の国内市場は買い戻しが優勢だとしても、タカ派警戒感から上値は限られそう だ。 【イスラエル総選挙と原油相場】 ドルや米金融政策を見通すうえで、原油相場の動向は引き続き手掛かりであるが、イ スラエル総選挙の開票作業が始まっており、出口調査の結果は今のところ混戦もようで ある。アイゼンコット氏率いる反ネタニヤフ連合が多数派を握る可能性があるものの、 現時点の獲得議席見通しは52議席程度と過半数の61議席に届いていない。一方、ネ タニヤフ首相の「リクード」はすべての政党のなかで最大の議席数を確保する可能性が ある。 <今日の予定> ・政策金利公表(NZ準備銀行) ・FOMC声明文公表(FRB) ・政策金利発表(カナダ銀行) MINKABU PRESS
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