【これからの見通し】来週14日に注目イベント集中、週末にかけては様子見ムードに 今週は調整色の強い相場展開だった。先週末末に発表された米雇用統計の強さが市場にインパクトを与えてドル買いの動きが強まったが、これに調整が入る流れだった。今週はパウエル米FRB議長の発言や日銀人事に関する報道がトピックとなった。日米イベントに対する市場の高い関心がうかがえた。ただ、神経質な動きをみせたものの、ドル相場や円相場の方向性を変えることもなく週末を迎えることとなりそうだ。 来週は14日(火)に政府が国会に次期日銀総裁案を提示する。NY市場では最新の米消費者物価指数が発表される。市場の関心はこの2大イベントに向かうことが想定される。日銀人事に関しては雨宮副総裁の次期総裁就任との見方が濃厚だ。今週は一部報道で山口元副総裁についての言及があり、円相場が神経質に上下動する場面があった。きょうは雨宮副総裁が現状維持の姿勢を打ち出しており、これには円相場はほとんど無風状態となっていた。雨宮氏以外の候補者が指名されるようだと、来週のマーケットは荒れそうだがどうなるか。 米消費者物価指数に関しては、市場予想では引き続き伸びの鈍化が想定されている。ポイントはその度合いとなるが、こればかりは結果数字をみてみないとわからない。今週はすでにドル高に調整が入っており、ポジションはある程度整理されているものとみられる。週末を挟んでドル相場は動きにくい状況となりそうだ。 この後の海外市場で発表される経済指標は、英実質GDP速報値(第4四半期)、英鉱工業生産指数(12月)、英製造業生産高(12月)、英貿易収支(12月)、トルコ失業率(12月)、カナダ雇用統計(1月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(2月)など。英GDPは第4四半期にマイナス成長をわずかながら脱することが想定されている。 発言イベント関連は、シュナーベルECB理事、ピル英中銀チーフエコノミスト、デコス・スペイン中銀総裁などのイベント参加や講演が予定されている。ウォラーFRB理事とハーカーフィラデルフィア連銀総裁はデジタルマネーとDeFi(分散型金融)について講演を行う。ピル英中銀チーフエコノミストがインフレ圧力についてのテーマで講演を行うことからその内容が注目されそうだ。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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