【これからの見通し】緩やかなドル高地合い、米指標を確かめながらの展開に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】緩やかなドル高地合い、米指標を確かめながらの展開に

 2月に入ってからドル相場は堅調に推移している。まずは、2月初頭に発表された米雇用統計が予想以上の強さを示したことに反応した。これに続いて、米小売売上高、米消費者物価指数など一連の米経済指標が予想を上振れしたことがドル相場を下支えする格好となっている。

 ただ、ドル指数の上昇は先週は高止まり状態となり、一進一退となっていた。今週も上昇の勢いは一服している。米経済指標ごとにその強さをチェックしてゆく必要がありそうだ。

 きょうは米PMI速報値、米中古住宅販売件数などが発表される。今回発表される2月の米PMI速報値は総合指数が47.5と予想されており、前回の46.8から上昇する見込み。1月の米中古住宅販売件数は年換算410万人程度と予想されており、これも前回の402万件から上昇する見込みとなっている。いずれもドル高の動きを下支えする予想値となっている。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、独仏ユーロ圏、英国、米国などのPMI速報値(2月)、英公共部門ネット負債(1月)、ドイツZEW景況感指数(2月)、カナダ小売売上高(12月)、カナダ消費者物価指数(1月)、米中古住宅販売件数(1月)など。上記の米経済指標のほかにも、注目指標が並んでいる。

 注目はカナダ消費者物価指数。カナダ中銀は1月の金融政策会合で政策金利を4.5%に引き上げた。声明ではこれまでの利上げの効果を見極めるために利上げを一旦停止する可能性を示唆した。今回の消費者物価指数がその効果を確かめるための重要な試金石となりそうだ。各国でコアインフレの根強い上昇が示されるなかで、カナダはどうか。市場予想ではコア中央値、コアトリムともに前回から0.1%ポイントずつの低下が見込まれている。

 発言イベント関連では、フローデン・スウェーデン中銀副総裁、オルソン・スウェーデン中銀副総裁などリクスバンク当局者の講演が相次ぐ。直近のエネルギー除くコアインフレが上昇しただけに、追加利上げの可能性が再認識されそうだ。

 政治関連ではバイデン米大統領、プーチン露大統領などの演説が予定されている。ウクライナ戦争が始まってからほぼ1年の節目を迎えており、関連発言が注目されている。米企業決算発表では、ウォルマート、ホームデポ、コインベースなどが注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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