日経平均株価 始値 27486.09 高値 27538.29(09:36) 安値 27359.12(10:01) 大引け 27473.10(前日比 -58.84 、 -0.21% ) 売買高 10億0663万株 (東証プライム概算) 売買代金 2兆2796億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は反落、模様眺めムード強く売買代金も低調 2.前日の米株市場が休場、手掛かり材料難が意識される 3.日経平均は朝方に下値探るもその後は急速に下げ渋る 4.米金融引き締め長期化を警戒、一方で円安は追い風に 5.TOPIXも小安いが、値上がり銘柄数が値下がり上回る ■東京市場概況 前日の米国市場は、プレジデントデーの祝日で休場。 東京市場では、手掛かり材料難のなか日経平均株価は方向感の定まらない地合いとなったが、やや売りに押され気味で大引けはマイナス圏で引けた。 21日の東京市場は、模様眺めムードのなか上値の重い展開を強いられた。前日の米国株市場がプレジデントデーの祝日に伴い休場だったことから、手掛かり材料難のなか、上値を積極的に買い進む動きはみられなかった。一方、下値では押し目買いが活発で、朝方に日経平均は先物を絡めたインデックス売りで170円あまり下げる場面もあったが、その後は急速に下げ渋った。一時はわずかながら上昇に転じる場面もあったが、買いも続かず、後場はマイナス圏で下値を漸次切り下げる展開に。米金融引き締めが長期化することへの警戒感がくすぶっているが、外国為替市場ではドル高・円安水準で推移し、これは株価を下支える材料となった。日経平均、TOPIXともにマイナス圏で引けたものの、プライム市場の個別株は値上がり銘柄数が値下がりを上回り、全体の54%を占めた。 個別では、レーザーテック<6920>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも安い。ファーストリテイリング<9983>、メルカリ<4385>などが値を下げ、SMC<6273>も下落した。ツバキ・ナカシマ<6464>が急落、メドレー<4480>、キャリアリンク<6070>も大幅安となった。低位株では日本通信<9424>の下げも目立つ。 半面、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運がしっかり、三菱商事<8058>も買われた。ホンダ<7267>が高く、武田薬品工業<4502>も上値を追った。住友金属鉱山<5713>も上昇した。ソーダニッカ<8158>が一時ストップ高に買われ、ピアラ<7044>、大黒天物産<2791>も値を飛ばした。三菱製紙<3864>、TBSホールディングス<9401>も物色人気。ホシデン<6804>にも買いが集まった。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、ヤマハ <7951>、ホンダ <7267>、京セラ <6971>、アステラス <4503>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約25円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ファナック <6954>、KDDI <9433>、SBG <9984>、エムスリー <2413>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約64円。うち39円はファストリ1銘柄によるもの。 東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)繊維製品、(3)石油石炭製品、(4)非鉄金属、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)小売業、(4)銀行業、(5)サービス業。 ■個別材料株 △西松建 <1820> [東証P] 中期経営計画策定を材料視。 △東レ <3402> [東証P] 「『空飛ぶ車』向けの素材開発拠点を設置へ」との報道。 △いい生活 <3796> [東証S] 1月売上高は11ヵ月連続で前年上回る。 △PAコンサル <4071> [東証G] ニトリHD <9843> [東証P]が「タレントパレット」導入。 △レイ <4317> [東証S] 未定としていた23年2月期は大幅増益予想で5円増配を実施。 △QDレーザ <6613> [東証G] 網膜投影機器でソニーG <6758> [東証P]と協業。 △ホシデン <6804> [東証P] シティインデックスイレブンズの大株主浮上。 △サイバダイン <7779> [東証G] 上限2.91%の自社株取得を好感。 △ソーダニッカ <8158> [東証P] 特別配当の実施を材料視。 △リベロ <9245> [東証G] 上限10万株の自社株取得を好感。 ▼ツバキナカ <6464> [東証P] 継続企業の前提に関する注記を嫌気。 ▼アンビスHD <7071> [東証S] 株式売り出し発表で需給悪化懸念。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ソーダニッカ <8158>、(2)ピアラ <7044>、(3)UACJ <5741>、(4)三菱紙 <3864>、(5)大黒天 <2791>、(6)TBSHD <9401>、(7)ホシデン <6804>、(8)フジHD <4676>、(9)東洋炭素 <5310>、(10)オーイズミ <6428>。 値下がり率上位10傑は(1)ツバキナカ <6464>、(2)メドレー <4480>、(3)キャリアL <6070>、(4)フロンティM <7038>、(5)日本通信 <9424>、(6)BEENOS <3328>、(7)カルビー <2229>、(8)シンクロ <3963>、(9)オプティム <3694>、(10)サイボウズ <4776>。 【大引け】 日経平均は前日比58.84円(0.21%)安の2万7473.10円。TOPIXは前日比2.25(0.11%)安の1997.46。出来高は概算で10億0663万株。東証プライムの値上がり銘柄数は999、値下がり銘柄数は756となった。東証マザーズ指数は764.34ポイント(2.63ポイント安)。 [2023年2月21日] 株探ニュース
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