きょうから日本は新年度に入ったが、金融不安の後退で市場の雰囲気が改善する中、ドル円は上値追いの動きを続けている。一時133円台後半まで上昇し、本日133円台前半に来ている21日線を上回る場面も見られた。しかし、海外市場に入ると戻り売りも出て、21日線付近を下回る水準まで値を落とす展開。ドル売りの動きが依然として根強く、ドル円の上値を圧迫しているようだ。ただ、円安の動きが下値をサポートしている構図に変化はない。 OPECプラスが先週末に予想外の減産を発表し、市場も敏感に反応した。為替市場はドル買いの反応を見せていたが、一時的な反応と見られているようで、次第にドル売りが優勢となっている。OPECプラスは前日に5月から日量100万バレル超の減産を実施すると発表。 FRBは否定しているものの、市場の年内利下げ期待は根強く、早ければ夏以降にも実施の可能性を留意する動きを織り込んでいる。ECBや英中銀が比較的タカ派姿勢を堅持していることもあり、ドルを積極的に買うインセンティブに乏しい。これまでリスク回避のドル買いのシナリオを指摘する向きも多かったが、金融不安が後退する中で、そのシナリオは描きにくいようだ。 一方、日銀は来週から植田新体制になるが、世界的に景気後退が懸念されている中で日銀は、市場が以前に期待していたほど積極的に出口戦略は行えない可能性も出てきている。 このあと日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は132円に観測。 3日(月) 現行付近にはなし 5日(水) 133.00 (12.7億ドル) USD/JPY 133.00 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。