【これからの見通し】米消費者物価指数の市場の視線集まる、コア指数がポイントに

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】米消費者物価指数の市場の視線集まる、コア指数がポイントに

 きょうは3月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。5月米FOMCの金利見通しについて、ほぼ決定打となる注目指標だ。事前の市場予想では前年比の伸びが+5.1%と前回の+6.0%から急速に鈍化する見込み。一方で、コア前年比は+5.6%と前回の+5.5%から若干の上昇となる見込み。全体の数字が低下傾向を示すなかで、コア指数がどのような数字となるのかがポイントとなろう。

 現時点でのCMEフェドウォッチによると、25bp利上げが69.5%、据え置きが30.5%の織り込み度となっており、前日から大きな変化はみられていない。

 米CPIのヘッドライン前年比とコア前年比が強含みにせよ弱含みにせよ同傾向の結果となった場合には、市場への強いインパクトが予想される。強い数字でほぼ25bp利上げ観測が確定的となろう。

 一方、弱い数字が出そろった場合はどうか。据え置き観測が市場でどの程度高まってくるのかをよくウォッチする必要がありそうだ。五分五分程度にとどまれば、最近の米金融当局者発言にあったようにあと1回の利上げを実施する公算は高いとみている。ただ、今後のターミナルレート観測には影響するだろう。 

 それ以外のまちまちの結果となった場合の市場反応は想定が難しい。ドル指数は3月からの低下傾向が一服しているものの、21日移動平均線では上値を抑えられている状況。現状では保ち合いとなっている。直近のドル安水準や21日線の狭間で方向性を探る展開となりそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、米MBA住宅ローン申請指数(04/01 - 04/07)、米消費者物価指数(3月)、カナダ中銀政策金利(4月)、米月次財政収支(3月)など。カナダ中銀は政策金利を据え置きとすることが予想されている。

 発言イベント関連では、デギンドスECB副総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁、ベイリー英中銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁などの講演やイベント参加が予定されている。米FOMC議事録(3月21日-22日開催分)が公表される。米週間石油在庫統計が発表される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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