きょうも為替市場はNY時間に入ってドル買い戻しが強まっており、ドル円は134円台半ばまで上昇している。米国債利回りも上昇しており、ドル円の買い戻しをサポートしているようだ。きょうの上げで強い上値抵抗が観測されていた134円の水準を突破している。リバウンド相場の予兆も期待される動きではあるが、目先は135円が上値メドとして意識される。 先週までの米経済指標を受けて、市場はFRBの利上げに対して若干強気になっているようだ。5月FOMCでの0.25%ポイントの利上げを確実視しているほか、6月も利上げが実施されるのではとの観測を織り込む動きが一部出ている。ただ、いまのところ短期金融市場では、6月利上げの確率は20%程度に収まっている。 銀行問題がいまのところ落ち着いている中、FRBは従来通りのタカ派姿勢を温存するのではとの見方が出ている。短期金融市場では年内利下げ期待が後退しており、先日までは早ければ夏以降にもと見ていた利下げ期待を秋以降に後退させている。 ユーロドルは戻り売りが優勢となっている。1.09ドル台前半まで下げ幅を拡大し、1.10ドルから遠ざかる動きを見せている。21日線が1.0880ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。 今週は4月調査のユーロ圏PMI速報値と独ZEW景況感指数の発表が予定されている。市場からは、その数字がユーロの下値をサポートするとの見方が出ている。4月のユーロ圏PMIはさらに改善が見込まれ、4月のZEWもより強い結果となる可能性が高いという。一方で英国のPMIも公表されるが、こちらはまちまちの内容が予想されており、対ポンドでもユーロは恩恵を受けると見込んでいるようだ。ユーロ圏PMIは21日金曜日、独ZEW景況感指数は明日18日に予定。 ポンドドルは戻り売りが優勢となっており、1.23ドル台半ばまで下落している。21日線が1.2370ドル付近に来ており、その水準を下回る動き。 今週は重要な英経済指標が発表される。市場は次回の英金融政策委員会(MPC)での利上げ期待を高めており、短期金融市場では0.25%ポイントの利上げ確率を80%程度まで上昇させている。ただ、今週の指標次第では金利を据え置くとの観測が浮上し、ポンドが圧迫される可能性もあり、市場はそのリスクを過小評価しているとの指摘も出ている。 今週発表の主な英経済指標は明日の英雇用統計と、水曜日の消費者物価指数(CPI)を始めとした一連のインフレ統計、そして、金曜日には英PMI速報値が予定されている。 *ドイツZEW景況感指数(4月)18日18:00 予想 15.4 前回 13.0 *ユーロ圏PMI速報値(4月)21日17:00 コンポジット 予想 53.7 前回 53.7 製造業 予想 48.0 前回 47.3 非製造業 予想 54.5 前回 55.0 *英PMI速報値(4月)21日17:30 コンポジット 予想 52.2 前回 52.2 製造業 予想 48.4 前回 47.9 非製造業 予想 52.8 前回 52.9 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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