きょうの為替市場はNY時間に入ってドル売りが優勢となっており、ユーロドルは1.09ドル台後半に再浮上している。市場がFRBの年内利下げ期待を後退させる中、ユーロドルは1.10ドルには慎重になっているようだが、21日線の上をしっかりと堅持しており、上向きの流れを堅持している。 きょうは3月のECB理事会の議事要旨が公表されていたが、理事の大多数が、0.50%ポイントの大幅利上げの決定を支持していたことが明らかとなった。同理事会の時期はクレディスイス問題が浮上している最中だったが、市場に不透明感が生じるさせるのを避けるために、計画通りに大幅利上げを行うことが重要だと考えたようだ。また、一部の理事は、インフレ見通しへの上振れリスクを認め、現在のインフレ予想に疑義を呈していることも明らかとなっている。 市場は5月の理事会での利上げ幅についてのヒントを得たがっている。0.25%ポイントの利上げは確実視しているものの、0.50%ポイントの利上げがあるかどうかを探っている状況。最近の銀行セクターの波乱が与信の伸びに与える影響がまだ明らかではなく、それが判断を左右する可能性がある。ただ、与信についてのデータと4月のインフレ指標は5月理事会の数日前でなければ発表されない。 EUR/USD 1.0969 EUR/JPY 147.10 EUR/GBP 0.8810 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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