【これからの見通し】きょうはFOMC 米労働市場のカゲリと米地銀への不透明感で円高とドル安に警戒 きょうはいよいよ米FOMCの結果が発表される。それを控えて、市場はやや不穏な動きをみせている。昨日発表された米JOLT求人数が2か月連続で1000万件の大台を下回ったことが米債利回りの低下とともにドル売り反応を広げた。きょうのFOMCについては25bp利上げでほぼ確定的な見方となっているが、次回6月については据え置きの見方がより一層濃厚になってきている。 また、今週はファーストリパブリック銀行の破綻処理後、JPモルガンによる買収といった事象も発生した。破綻処理が先で買収が後となったことから、市場は次はどの地銀が破綻となるのか戦々恐々となっているようだ。米株の下落とともに、ドル円やクロス円が下押しされる円高の面も広がっている。 ドル円はきょうのアジア市場でも売られており、足元では136円台割れとなる場面がみられている。先週末の日銀決定会合後の円売りの勢いは短期的にせよ後退している。米国を中心とした金融不安と米株動向が落ち着いてくるのかどうかが、今後の円安の流れ復帰へのポイントとなりそうだ。 この後の海外市場で発表される経済指標は、トルコ消費者物価指数(4月)、ユーロ圏失業率(3月)、米MBA住宅ローン申請指数(04/22 - 04/28)、米ADP雇用者数(4月)、米非製造業PMI確報値(4月)、米ISM非製造業景気指数(4月)、米FRB政策金利(FOMC)(5月)、ブラジル中銀政策金利(5月)など。米FOMC待ちとなるなかでも、昨日に引き続き米雇用指標や景気指数には注意を払いたい。 発言イベント関連では、米FOMC会合後のパウエルFRB議長の記者会見が最も注目される。6月以降の金利動向の道筋が示されるのかどうかが期待される。6月会合について市場は9割弱が据え置きを織り込んでいる。1割強が5-6月の据え置きとみている。6月の25bp追加利上げについては、わずか1%未満となっている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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