NY株式17日(NY時間16:21) ダウ平均 33420.77(+408.63 +1.24%) S&P500 4158.77(+48.87 +1.19%) ナスダック 12500.57(+157.52 +1.28%) CME日経平均先物 30525(大証終比:+465 +1.52%) きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。上げ幅は400ドルを超え、前日の下げを取り戻した。市場は米債務上限問題の協議の行方を見守っているが、議会指導者とバイデン大統領が合意に達し、デフォルト(債務不履行)を回避できるとの楽観的ムードが広がった。 バイデン大統領、共和党のマッカーシー下院議長が会見を行っており、「デフォルトにはならないと確信。21日に会見を開く予定だ」と述べた。一方、マッカーシー下院議長は昨夜、スタッフレベルの債務上限交渉に少し参加したことを明らかにしたうえで、「今週中の合意は可能だ」と述べていた。 市場からは、「バイデン大統領とマッカーシー下院議長の会談はうまくいった。われわれは引き続き、長期的な債務上限の取り決めを期待している」との声も聞かれる。 きょうは米地銀株が上昇。ウエスタン・アライアンス<WAL>が前日引け後に、預金残高が3月期末から20億ドル以上増加したと発表した。同銀は5月9日時点で預金残高が前四半期末から18億ドル増加し、494億ドルになったと発表していた。最新の数字では、5月9日から5月12日の間に預金水準がさらに2億ドル増加したことになる。 決算では、ディスカウントストア大手のターゲット<TGT>が取引開始前に決算を発表。懸念されたほど悪くはなかったが、負のモメンタムは続く可能性を指摘していた。ただ、株価は上昇。 ヘルスケアのソフトウエアを手掛けるドキシミティ<DOCS>が決算を受け下落。第1四半期の売上高およびEBITDAの見通しが予想を下回ったことが嫌気された。 プロフェッショナルおよび金融サービス業界向けソフトウェア開発のソフトウエア開発のインタップ<INTA>が下落。200万株の増資計画と既存株主からの425万株の売り出しを発表した。 収納・整理用品の販売を手掛けるコンテナ・ストア<TCS>決算を受け大幅安。第1四半期の1株損益の見通しが予想外の赤字を見込んでいるほか、通期の見通しも予想を大きく下回った。 カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の120ドルから135ドルに引き上げた。 マイクロディスプレーのイーマージン<EMAN>が上昇。韓国のサムスン傘下のサムスン・ディズプレイが同社を1株2.08ドルで買収することで合意した。 バイオ医薬品のアーデリックス<ARDX>が大幅安。FDAが再申請された同社の医薬品をクラス2審査に分類し、6カ月のスケジュールを設定したことが嫌気されている。 ウェスタン・アライアンス<WAL> 34.81(+3.22 +10.19%) ドキシミティ<DOCS> 31.95(-1.92 -5.67%) ターゲット<TGT> 160.96(+4.05 +2.58%) インタップ<INTA> 37.16(-6.93 -15.72%) コンテナ・ストア<TCS> 2.56(-0.15 -5.54%) ウィン・リゾーツ<WYNN> 108.92(+5.87 +5.70%) イーマージン<EMAN> 2.00(+0.11 +5.82%) アーデリックス<ARDX> 3.93(-0.53 -11.88%) アップル<AAPL> 172.69(+0.62 +0.36%) マイクロソフト<MSFT> 314.00(+2.94 +0.95%) アマゾン<AMZN> 115.50(+2.10 +1.85%) アルファベットC<GOOG> 121.48(+1.39 +1.16%) テスラ<TSLA> 173.86(+7.34 +4.41%) メタ・プラットフォームズ<META> 242.49(+3.67 +1.53%) AMD<AMD> 103.75(+2.27 +2.24%) エヌビディア<NVDA> 301.78(+9.65 +3.30%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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