ドル円一時138.28円まで下落 日本インフレ再加速をきっかけに調整の動き もっとも年度初めでCPI上昇は一時的との見方

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル円一時138.28円まで下落 日本インフレ再加速をきっかけに調整の動き もっとも年度初めでCPI上昇は一時的との見方

きょう発表された4月の消費者物価指数は前月から上昇したものの、市場予想と一致したため発表直後は円はむしろ下落した。ただその後はCPI上昇をきっかけに調整で円の買い戻しが強まった。ドル円は早朝の高値138.73円から一時138.28円まで下落した。

4月の消費者物価指数(生鮮食料品・エネルギー除くコアコア)は4%の大台を突破、1981年9月以来の高い伸び率を記録した。CPI内訳を見ると、水道・光熱以外ほぼすべての項目で上昇、特に食料品価格の上昇が目立った。インフレ再上昇を受け、日銀の早期政策修正の思惑が再浮上する可能性がある。もっとも、4月は年度初めで価格改定が集中、一時的な値上げによるものだと指摘する声もあり、5月以降は落ち着く可能性がある。

米追加利上げ観測が高まっているほか、米債務上限問題を巡る懸念が後退。ダラス連銀総裁はきのう、今後数週間の経済データ次第で利上げ停止が適切になる可能性があると述べたものの、「現時点では」まだその状況に達していないと述べた。本日はパウエルFRB議長とバーナンキ元FRB議長がFED主催の金融政策研究会議に出席する予定。

米債務上限問題が無事解決し、米指標が思ってるよりもいい内容となれば、次回6月会合での米利上げ観測は一段と高まり、ドル円は140円を目指すとの声も聞かれる。

衆議院財務金融委員会に出席した植田日銀総裁は米債務上限問題の早期解決を期待するとコメント。物価や金融政策についての言及はなかった。植田氏は夕方16時半から内外情勢調査会・全国懇談会出席にも出席する予定となっている。

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