きょうも為替市場はドル買いが強まる中、ポンドドルは下値を切り下げており、1.23ドル台半ばまで下落している。きょうの下げで1.24ドル付近に観測されていた下値サポートをブレイクした格好となっており、下値警戒感が高まっている。オプション市場でもボラティリティが上昇しており、弱気傾向が4月始め以来の水準まで強まっている。本日の100日線は1.22ドル台後半に来ているが、その水準が目先のターゲットとして意識されそうだ。 ただ、この日発表された4月の英消費者物価指数(CPI)は予想外に強い内容でインフレの粘着性を示す内容となった。市場では、市場の利上げ期待を後退させる可能性があるとの見方も出ていたが、その真逆の結果となっている。 本日の英CPIを受けて英短期金融市場では6月の英中銀金融政策委員会(MPC)での0.25%ポイントの追加利上げはもちろん、0.50%ポイントの大幅利上げの可能性も一部織り込む動きも出ている状況。 エネルギー価格の高騰は和らぎ、インフレ押し下げに寄与した一方、通信サービスやアルコール、たばこはいずれも上昇。中古車価格も上昇した。食料品は落ち着いてはいるものの、なお約45年ぶりの高水準付近で推移。英中銀は農産品相場は下落しているものの、利益率を回復させようとする小売業者がインフレ低下を妨げていると指摘していた。 *英消費者物価指数(4月)15:00 結果 1.2% 予想 0.6% 前回 0.8%(前月比) 結果 8.7% 予想 8.2% 前回 10.1%(前年比) 結果 6.8% 予想 6.1% 前回 6.2%(コア・前年比) GBP/USD 1.2369 GBP/JPY 172.08 EUR/GBP 0.8702 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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