【これからの見通し】6月米FOMCは据え置き観測優勢も、米雇用統計を控えてまだ流動的

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】6月米FOMCは据え置き観測優勢も、米雇用統計を控えてまだ流動的

 昨日は、据え置き優勢へと6月の米FOMCに対する市場の見方が変化した。ジェファーソンFRB理事とハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が利上げ見送りを支持したことに反応。有力FEDウォッチャーも見送り観測を示していた。短期金融市場では現時点で約6割が据え置きを織り込んでいる。

 今日は米ADP雇用統計と米単位労働費用、あすはいよいよ最新の米雇用統計が発表される。昨日の米JOLTS求人数が1千万人超となるなど足元の米労働市場は強さをみせている。結果次第ではあるが、6月FOMCに関する市場の観測はまだ流動的であるといえそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ユーロ圏消費者物価指数・概算速報値(5月)、ユーロ圏失業率(4月)、仏独ユーロ圏、英米などの製造業PMI確報値(5月)、米チャレンジャー人員削減数(5月)、米ADP雇用者数(5月)、米非農業部門労働生産性指数・単位労働費用の確報値(第1四半期)、米建設支出(4月)、米ISM製造業景気指数(5月)など。
 
 発言イベント関連は、クノット・オランダ中銀総裁、ラガルドECB総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁などの発言機会とともにECB議事録が公表される。ECBに関しては次第にタカ派度合いが後退してきている印象。あと2回程度の追加利上げ観測も、その後については確信を持てない状況になっている。一方で、英中銀については市場は追加利上げ観測を緩めておらず、ユーロ売り・ポンド買い圧力が働きやすくなっている。昨日に市場の揺るがしたハーカー・フィラデルフィア連銀総裁がきょうは全米企業エコノミスト協会(NABE)で金融政策および経済見通しについて講演を行う。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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