きょうのNY為替市場、ドルは戻り売りに押されており、ドル円は一時139円台前半まで急速に下落した。この日発表になったISM非製造業景気指数を受けて、為替市場ではドル売りが強まっている。ISM指数は50.3と判断基準の50寸前まで低下し、これまで力強さを維持していた米サービス業の景況感にも黄色信号が点灯し始めていることが示された。仕入れ価格も2020年5月以来の低水準。 市場は先週末の米雇用統計を受けて、来週のFOMCは据え置きを有力視しているものの、7月は追加利上げを見込んでいる。本日の数字はFRBが一旦様子を見る必要があることを促す内容。短期金融市場では6月FOMCでの据え置きの確率が80%まで上昇している一方、7月までの利上げ確率は65%に低下している。このところの上昇でドルの上値が重くなっていただけに、一気に見切り売りが出た格好。 ドル円は上値追いの動きを強めているものの、昨年のように150円を目指す展開になると見ている向きは少ない。もう1、2回の利上げはあるかもしれないが、米利上げサイクルの終焉が見えている中で、金融政策面から積極的に上値を追う材料には乏しいという。株高などリスク選好が強まれば、円安がドル円を押し上げるシナリオも考えられるが、現状からはそこまでの雰囲気はない。142円辺りをひとまず上値メドと見ているようだ。 ISM非製造業景気指数(5月)23:00 結果 50.3 予想 52.5 前回 51.9 事業活動 51.5(52.0) 新規受注 52.9(56.1) 雇用 49.2(50.8) 入荷水準 47.7(48.6) 仕入価格 56.2(59.6) 輸出 59.0(60.9) 輸入 50.0(51.3) ()は前回 USD/JPY 139.62 EUR/JPY 149.58 GBP/JPY 173.40 AUD/JPY 92.40 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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