アジア株は下落、米引き締め長期化懸念や米中関係悪化 上海市場ではゲルマニウム製造会社が値幅制限いっぱいの10%高

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株は下落、米引き締め長期化懸念や米中関係悪化 上海市場ではゲルマニウム製造会社が値幅制限いっぱいの10%高

東京時間11:06現在
香港ハンセン指数   18927.63(-182.75 -0.96%)
中国上海総合指数  3221.91(-1.04 -0.03%)
台湾加権指数     16936.52(-119.91 -0.70%)
韓国総合株価指数  2573.81(-5.19 -0.20%)
豪ASX200指数    7179.10(-74.07 -1.02%)

アジア株は総じて下落、米金融引き締め長期化懸念や米中貿易摩擦が嫌気されている。

イエレン米財務長官はきょうから4日間の日程で中国を訪問、日本時間6日17時半に北京に到着する予定となっている。中国政府高官と世界的な課題や共通の懸念分野について協議する予定となっているが、今週に入ってから中国による金属輸出規制や米国の対中報復措置検討などを受け、米中関係の大きな改善は期待できない。米商務省は中国の金属輸出規制に「断固反対」との立場を表明している。また、中国当局が景気支援策を未だ打ち出しておらず、中国の景気回復の遅れも懸念される。

香港株は続落、約1週間ぶり安値をつけている。ハイテクや不動産、消費者サービス関連など幅広い銘柄が下落している。

上海株は前営業日終値付近で推移。ゲルマニウム製品の製造販売会社の雲南臨滄新源ゲルマニウム工業は2営業日続けて値幅制限いっぱいの10%高、21年9月以来の高値をつけている。鉛亜鉛メーカーの雲南省羅平亜鉛電気も5.1%高と続伸。

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