アジア株 香港株は大幅安、1カ月ぶり安値 イエレン氏訪中も米中関係改善は見込めず 報復合戦続く恐れ 東京時間14:03現在 香港ハンセン指数 18514.92(-595.46 -3.12%) 中国上海総合指数 3205.98(-16.97 -0.53%) 台湾加権指数 16786.86(-269.57 -1.58%) 韓国総合株価指数 2561.41(-17.59 -0.68%) 豪ASX200指数 7164.40(-88.78 -1.22%) インドSENSEX30種 65584.06(+138.02 +0.21%) アジア株は総じて下落。米引き締め長期化懸念に米中関係悪化、中国の景気回復の遅れが嫌気されている。 きょうからイエレン米財務長官が中国を訪問し、共通の懸念分野や世界的な課題について協議する。ただ、最近の米中報復合戦を見る限り、米中関係の大きな改善は期待できない。中国は金属輸出規制を発表。これに対する報復措置として米国は中国企業の米クラウドコンピューティングサービスへのアクセス制限を検討している。米国が対中規制を強化すれば中国は米国に対しさらなる報復措置をとることが予想される。ガリウムとゲルマニウムの次はレアアースを規制する可能性がある。 また、マーケットはもやは「大規模」な景気支援策を期待していない。中国で今月後半に重要な会合が開かれるが、支援策や経済改革が発表されることはないと予想する投資家が多い。 香港株は大幅続落、5週間ぶり安値をつけている。消費者サービスや不動産、医療品、カジノ、銀行、ハイテクなど幅広い銘柄が下落している。 上海市場では金属やレアアース関連が上昇。ゲルマニウム製品の製造販売会社の雲南臨滄新源ゲルマニウム工業は2営業日続けて値幅制限いっぱいの10%高。
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