18日の東京株式市場は主力株中心に買われ、日経平均株価は反発した。ただ、取引時間中は不安定な値動きでマイナス圏に沈む場面もあった。 大引けの日経平均株価は前営業日比102円63銭高の3万2493円89銭と反発。プライム市場の売買高概算は12億430万株、売買代金概算は3兆1122億円。値上がり銘柄数は1300、対して値下がり銘柄数は478、変わらずは57銘柄だった。 きょうの東京市場は、前日が海の日の祝日に伴う休場だったことで3連休明けとなったが、主力株を中心に総じて買いが優勢だった。前日の米国株市場ではNYダウが6日続伸し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数もダウを上回る上昇率をみせたことから、投資家心理が改善した。ただ、日経平均の上値では戻り売り圧力も強く、朝方に300円以上上昇する場面もあったが、その後は伸び悩む展開を強いられた。中国経済の減速を背景に中国や香港、台湾といったアジア株市場が軟調だったこともあって、買い手控えムードが拭えない状況に。一時日経平均は下げに転じる場面もあったが、下値では押し目買いが厚く、後場終盤に買い戻される動きをみせた。個別株の物色意欲は活発で、値上がり銘柄数はプライム市場の7割を占めている。 個別では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>がしっかり、東京エレクトロン<8035>も買いが優勢だった。ソニーグループ<6758>も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが買われ、三菱商事<8058>もしっかり。SHIFT<3697>が商いを集め値を上げたほか、キーエンス<6861>も物色された。DDグループ<3073>がストップ高となり、サーバーワークス<4434>、古野電気<6814>も一時値幅制限いっぱいに買われた。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>も大幅高。 半面、ソシオネクスト<6526>が安く、ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。ファーストリテイリング<9983>も軟調だった。楽天グループ<4755>、オリエンタルランド<4661>なども下落した。テラスカイ<3915>が急落、ベイカレント・コンサルティング<6532>、and factory<7035>なども大幅安に売られた。IDOM<7599>、北の達人コーポレーション<2930>なども商い増勢のなか株価は大幅下落。 出所:MINKABU PRESS
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