【これからの見通し】今週はドル安修正相場、来週は米FOMC、ECB、日銀金融政策発表

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】今週はドル安修正相場、来週は米FOMC、ECB、日銀金融政策発表

 今週はドル高の動きが強まっている。ただ、ドル自体の理由で買われたのかどうかは疑問がある。先週まで6営業日連続でドル安となった相場に修正が入る面があるようだ。また、側面からの理由付けも盛りだくさんだ。ドル円にとっては、植田日銀総裁が緩和姿勢の維持を再確認し、市場の一部に高まるYCC修正観測に冷水を浴びせた。ポンドドルはよりストレートだ。6月英消費者物価指数の伸びが予想以上に鈍化したことで、市場での英政策金利ターミナルレート観測が引き下げられている。ユーロドルにとっては、タカ派と目されているクノット・オランダ中銀総裁やナーゲル独連銀総裁らが9月の追加利上げについての明言を避けたことがユーロ相場の上値を抑える面もあった。昨日のNY市場では米新規失業保険申請件数が低下したことに敏感に反応、ドル買いが強まる場面もあった。

 この後の相場の主役はドル円か。通貨オプション市場では1週間ボラティリティーが一気に17%近くへと上昇している。来週28日の日銀決定会合発表の1週間応答日となったことが背景。前日には米FOMC発表の応当日でボラティリティーが上昇していたが、上昇幅は今日の方が大きい。市場では米FOMC以上に日銀の波乱を期待していることが示されているようだ。

 週末はかなり材料難となる。経済指標はカナダ小売売上高(5月)の発表が予定されているくらいだ。来週の金融政策イベントを控えて金融当局者の発言も手控えられる。米企業決算では、アメリカンエキスブレスが注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。