ドル円、日銀決定会合の下げはほぼ解消 一辺倒の下落シナリオは時期尚早=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円はNY時間に入って買い戻しが活発に出ており、140円台後半まで戻している。本日の日銀決定会合によるドル円の下げはほぼ解消されている。一時138円台前半まで下落していた。

 日銀はイールドカーブコントロール(YCC)にサプライズの微調整を加えた。発表直後は日銀の意図がわかりにくかったことから、市場は乱高下していたが、これまで厳格に死守してきた上下0.5%の10年債利回りの変動幅については目途としては残すものの、運用を柔軟化し、上下1.0%の水準を厳格に死守する方針に変更した。0.5%から1.0%の間は機動的なオペで対応するとしている。日銀は、緩和解除のイメージをあまり市場に広めたくなかったのかもしれない。

 市場では今回のYCC微調整の影響について意見が分かれている。今回の微調整は最終的にYCC政策からの脱却に向けた初期段階で円高に有利といった意見の一方、日銀がすぐに利上げに踏み切る準備ができていないことを意味するといった声も出ている。

 いずれにしろ、為替市場ではドル高期待も根強くある中で、ドル円が130円に向かって一辺倒に下げて行くシナリオを描くのは時期尚早かもしれない。

USD/JPY 140.81 EUR/JPY 155.45
GBP/JPY 181.26 AUD/JPY 93.95

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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