ユーロドルは一旦100日線に顔合わせも反転 ドイツの輸出は経済を牽引していない=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのNY為替市場はドル買いが一服する中で、ユーロドルも下げ渋っており、1.0960ドル近辺まで買い戻されている。きょうは一時1.09ドル台前半まで下落し、100日線に顔合わせする場面も見られていた。

 市場はECBの9月利上げの可能性を後退させてはいるものの、それへの言及も根強くある状況。ECBがコアインフレに重点を置いていることが、その大きな背景にあるようだ。しかし、経済活動の低迷、基調インフレに関する良好なニュース、理事会メンバーのハト派姿勢の広がりはすべて、ユーロ圏の金利がすでにターミナルレート(最終到達点)に達している可能性を高めている。最近発表されたデータは追加利上げが必要であることをほとんど示唆していない。

 きょうはドイツの6月の貿易収支が発表になっていたが、この結果を受けて市場からは、「ドイツの輸出は経済を牽引していない」との指摘も出ている。ドイツの輸出は依然として低迷しており、6月は前月比0.1%増に留まった。貿易はもはやドイツ経済の強い回復力を示す成長ドライバーではなく、むしろ足を引っ張っている印象も受けるという。ドイツの輸出を圧迫している要因としては、サプライチェーンの摩擦、より細分化された世界情勢、そして、中国の製造業の躍進を挙げている。

EUR/USD 1.0959 EUR/JPY 156.18 EUR/GBP 0.8616

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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