株価指数先物【引け後】 転換ポイントの25日線を捉える(訂正)

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪9月限
日経225先物 32560 +340 (+1.05%)
TOPIX先物 2307.5 +23.5 (+1.02%)

 日経225先物(9月限)は前日比340円高の3万2560円で取引を終了。寄り付きは3万2140円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2120円)にサヤ寄せする格好で売りが先行した。現物の寄り付き直後に3万2010円まで売られたものの、売り一巡後はリバウンド基調が強まり、前場中盤にかけてプラスに転じた。その後は3万2200円処で保ち合い、前場終盤にかけてレンジを上放れた。ランチタイムで3万2300円辺りでの底固めを経て、後場に入ると一段とリバウンドが強まる。節目の3万2500円を突破したことでショートカバーを交えての上昇となり、3万2560円と本日の高値で取引を終えた。

 日経225先物は、米国市場の下落影響により売りが先行したが、節目の3万2000円を割り込まなかったことで、その後はロング優勢の動きとなった。また、SQ値が3万2013円86銭となり、日経平均株価がSQ値を上回ってきたことから、一段とリバウンド基調が強まったようだ。売り先行で始まったアドバンテスト <6857> [東証P]が後場に入り買い戻され、大引け間際には一時プラスに転じる場面もみられたことも、ショートカバーに向かわせた。そのほか、決算を手掛かりとする物色が強まったことや、インバウンド関連銘柄への物色が活発だったこともセンチメントを明るくさせ、買い戻しを誘う一因となった。

 今晩の米国では7月の消費者物価指数(CPI)の発表のほか、翌日には卸売物価指数(PPI)の発表を控えている。これら指標の結果によって本日のリバウンド分が帳消しになる可能性はあるが、ひとまずボリンジャーバンドの-1σでの底堅さから、抵抗線として意識されていた25日移動平均線を捉えてきた。6月半ば以降の調整トレンドの転換ポイントに接近してきたため、祝日取引の段階で抵抗線を明確に上放れてくるようだと、3連休明け後はギャップスタートとなる可能性が期待されてきそうだ。

 25日線を明確に上放れてくる局面では、オプション権利行使価格の3万2500円~3万2875円のレンジに移行し、次第に8月1日に付けた3万3470円が意識されよう。また、25日線を下回ってきたとしても、目先的にはSQ値水準である3万2000円辺りが支持線として機能しそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.11倍と小幅に上昇した。一時14.05倍まで低下したが、その後アドバンテストなどが買い戻された流れもあり、200日線水準まで戻している。200日線を挟んだ底堅さから、いったんはNTショートを巻き戻す動きはありそうだが、日米ともハイテク株の明確な底打ちからの反転を見極める必要があろう。

 手口面では、日経225先物はソシエテジェネラル証券が1178枚、ビーオブエー証券が684枚、野村証券が533枚、ゴールドマン証券が420枚、シティグループ証券が376枚の買い越しに対して、ABNクリアリン証券が1420枚、JPモルガン証券が521枚、日産証券が392枚、みずほ証券が390枚、SBI証券が328枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は、ゴールドマン証券が3558枚、モルガンMUFG証券が1706枚、ドイツ証券が421枚、バークレイズ証券が338枚の買い越しに対して、JPモルガン証券が1874枚、BNPパリバ証券が1413枚、ソシエテジェネラル証券が1361枚、野村証券が983枚、三菱UFJ証券が332枚の売り越しだった。

株探ニュース

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