反落、中国経済の回復の鈍さを警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=82.51(-0.68 -0.82%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.68ドル安から0.65ドル安。その他の限月は0.65ドル安から0.01ドル安。

 中国経済の回復の鈍さが嫌気され、利益確定の売りが優勢だった。ゼロコロナ政策が解除された後の中国景気は上向いているが、市場参加者が満足するほど回復しておらず、失速が意識されている。ただ、石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産を背景とした供給不足見通しは引き続き支援要因。米経済の軟着陸期待もあって、世界的な石油在庫は取り崩しが強まると想定されている。

 時間外取引で9月限は81.76ドルまで下落した後、通常取引が始まると83.20ドルまで切り返し一時下げ幅を消した。ただ、上値は重く、マイナス圏で引けた。

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